北上川に拠って栄えた河口の街、石巻
−宮城県石巻市−
日和山から眺めた河口。
石巻市街地の中を旧北上川が流れ、石巻湾から太平洋へと注ぐ。
伊達政宗が舟運の便を開いてから、上流の南部からも藩米を積んだひらた舟が
ここに下り、千石船に積み換えて江戸へと向かった。
これによって石巻は米の一大集積地となり、北上川舟運の終点、江戸回米の
一大集積地となった。
川村孫兵衛の像。
伊達政宗に仕えて、石巻の開港・江戸回米に道を開いた川村孫兵衛の銅像。
日より山和山公園に立つその姿は、今なお北上川を見守っている。
日和山より旧北上川を望む
孫兵衛が指さす旧北上川には「中瀬(なかぜ)」と呼ばれる中州がある。
藩政時代から船作場として利用され、現在も造船所などが建ち並び
生活の場となっている。川の中州がこのように利用されているのも珍しい。


中瀬にある旧石巻ハリストス正教会堂
現存する木造教会建築としては、日本最古の教会堂で、
建築史の上で貴重な文化財として知られる。
明治13年に建築されたもので、現在の場所には昭和55年に移築された。
内部には、畳敷きの集会室がある珍しい構造。
礼拝堂の両側の窓には、北上川の水面と行き交う舟の姿が...。
2011.3.11東日本大震災の津波により、ここ中瀬も壊滅的な被害を受け、
この教会もかなりのダメージは受けたものの奇跡的に流出は免れた。
(石巻の津波被害)