新・旧北上川の分流地点
−宮城県本吉郡津山町・登米郡豊里町・桃生郡桃生町−




津山・豊里・桃生の3町が隣り合う辺りに新北上川と旧北上川の分流地点がある。
この分流は、度重なる下流域の洪水被害を防ぐため洪水時の北上川を、追波湾に導くために行われた。
津山町柳津の町並みを移転し新北上川の河道を開削し、洪水時は新北上川へ、普段は灌漑用水などを
確保するため旧北上川へ導く。この分流のために二つの洗堰と、新北上川に北上大堰が設けられている。
昭和6年に北上川が切り替えられ、分流をコントロールする鴇波洗い堰・脇谷洗堰と
船の往来を可能にする脇谷閘門が設置された。


「締切記念碑」昭和6年1月22日と刻まれている。

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脇谷洗堰(奥)と舟運確保のための脇谷閘門(左)                    脇谷閘門で水位差を調節し舟を通す。

流れは、脇谷洗堰(奥)の下をくぐって旧北上川に注ぐ。少し上流には同様の鴇波洗堰もある。
堰の前後では水位差が大きく流れは堰に吸い込まれるようにくぐり抜ける。
川下りなどで絶対に近づいてはいけない場所だ。ここに巻き込まれたらゴムボートやカヌーなど
ひとたまりもない。

 脇谷閘門で水位差を調節し舟を通す。

代わって舟の往来を可能にするのが左の閘門。今でも事前に連絡をすれば、開閉操作をしてくれる。
前後の水位差が大きいため、二枚のゲートを利用して舟を行き来させる。パナマやスエズ゙運河の方式
と同じだ。
ここをくぐるのも北上川川下りの一つの楽しみだ。
(操作依頼は、北上川下流河川事務所:石巻0225-95-0194)

 
鴇波洗堰(下流側←→上流側)

平成21年この上流側に鴇波水門と脇谷水門が設置され、稼働を始めた。
新たに設置された水門は洪水時に旧北上川への流れを完全に遮断し旧北上川の氾濫を防止する。
周辺には公園が整備されつつある。

 
脇谷水門(脇谷洗堰の上流に新たに完成)                   鴇波水門(鴇波洗堰の上流に完成)
                                              ライジングセクターゲートと呼ばれる回転型ゲート構造が目新しい



VR(バーチャルリアリティ)画像で360°上下左右、まるでその場にいるように周辺画像が楽しめます。


脇谷分流堰と脇谷閘門
VRの再生にはQuick timeのインストールが必要です)


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