10 日下文書

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日下文書 

日下隆吾氏所蔵(花巻市東和)

 

江戸後期、安俵通毒沢村の日下家が係わった文書。他に道中記もある。なお、今回は日下隆吾氏に解読文の校正をして頂きました。資料提供いただいた事と合わせ、有難う御座いました。

 

今回使った文書

 

1 吟味始末之事

 

2 田方相渡シ申手形之事

 

3 畑地永代相渡申手形之事

 

4 道地新堤田頭書之覚帳

    1 吟味始末之事

一 此度拙者子供吉蔵ト申者 貴殿之弟子ニ仕右年

  季之義は当未年より巳之年迄拾壱ヶ年 急度

  御奉公相勤可申候 若年記之内心得違又は相違之

  義御座候はは其末桶屋細工一切致申間敷候 其外無

  奉公成事出申候共請合之者罷出 急度相片付

  御貴殿へ少も御迷惑御苦労相懸申間敷依て為

  後日之本人并請合印形如件

                晴山村 庄助 丸印

                同請合 庄兵衛 丸印

 

  天保六年 未十月十九日        (1835年)

 

  毒沢村桶屋

   喜太郎殿

 

2 田方相渡シ申手形之事

一 当暮御物成米上納成兼申ニ付 拙者

  持地之内道地ト申所田枚何か所何枚

  百苅高壱石四斗 円之助ト御帳面ニ    (1苅=4坪)

  御座候高 貴殿へ此度お無心仕此安堵

  銭弐拾貫文慥に受取 年記来子ノ

  年より午ノ年迄 七ヶ年七作ニ相渡シ申事

  実正に御座候

 

一 御公儀 前共ニ下未進ト 無御座候

  但シ此高ニ付脇方より手入構無御座候

  出入出来候ハハ請合立合罷出受取

  埒明 貴殿へ少も御損御苦労相懸

  申間敷候但シ年季明受返シ兼申候ハハ

  右安堵ニて永代ニ相渡シ可申候 依て本人并ニ

  請合立合 肝煎印形為後日之如此

  御座候 以上

 

  寛政三年                 (1791年)

    亥年十二月十四日     徳沢村 渡主 円之助

                 倉沢村 請合 長次郎

                 同村  受合 次郎助

                 徳沢村 立合 与惣兵衛

                 同村  組頭 惣右衛門

                 御村  肝入 喜左衛門

浮田村

  弥右衛門殿

 

    3 畑地永代相渡申手形之事

一 当秋御役金銭上納成兼申ニ付拙者持地之内毒沢村

  向道地日向長次郎作ト御帳面ニ御座候 本高五斗壱升之内

  此高弐升 此案堵銭六貫文 慥ニ受取右畑永代ニ

  相渡為作申事実正ニ御座候 地ニ付地尻地頭無残

  御上様前共ニ下リ未進等 一切無御座候 脇方よりも出入

  構一切無御座候 若出入出来仕候ハハ本人并受合之者共

  相片付少も御損御苦労相懸申間敷候 以上

 

  天保十二年丑ノ九月廿二日                   (1841年)

  小原村 渡人  卯右衛門 丸印

                     親類受合    忠平   丸印

                     〃〃〃〃    長蔵   丸印

                     毒沢村合地立合 儀兵衛  丸印

               毒沢村老名   万右衛門  丸印

               御村肝煎    重之助   丸印

      毒沢村あらく       (屋号)

        喜太郎殿 

 

    4 安永九歳        (1780年)

 道地新堤田頭書之覚帳

      子ノ四月八日

           徳沢道地 堤守  万四郎

           倉沢村小原 堤守 長兵衛

    覚

一 弐百弐拾苅          喜兵衛

一 百八拾苅           孫右衛門

一 弐百五拾苅          万四郎

一 百五拾苅    下浮田    万三郎

一 百かり     中内     伊八

一 九拾三束 三わかり      与平次  (1束=10把)

一 九拾三束 弐わ        久兵衛

一 九拾三束 弐わかり 小原ノ  万四郎

一 百七束かり          三九郎

一 百かり            藤右衛門

一 百かり            与平次

 

一 百三拾かり          助左衛門

一 三拾かり     下浮田ノ  長左衛門

一 百五拾九束 三わかり 小原ノ 圓之助

一 百弐拾かり      小原ノ 長兵衛

一 百かり            清二郎

一 弐拾苅        中内村 重内

一 拾束かり           久右衛門

一 拾五束かり          長十郎

一 四拾五束かり         清四郎

一 五束かり           助七

一 拾五束苅           清助

一 七束かり           助六

一 五拾五束かり     与左衛門

一 百五拾苅    浮田 助右衛門

 

  惣〆

   弐千三百四拾九束かり

右田頭之内 百かり

清二郎作 相のそき割合

如此

 

右田頭入方銭惣〆

拾貫百文割付

田百かりニ付

   四百四拾九文

 

右入方之覚

一 九百八拾八文      喜兵衛

一 八百八文        孫右衛門

一 壱貫百弐拾三文     万四郎

一 六百七拾四文  砂子  万三郎

一 六百七拾四文  浮田  助右衛門

一 四百四拾九文  中内  伊八

一 四百拾八文       与平次

一 四百拾八文       久兵衛

一 四百十八文   小原ノ 万四郎

一 四百八拾文       三九郎

 

一 四百四拾九文      藤右衛門

一 四百四拾九文      与平次

一 五百八拾四文      助左衛門

一 七百拾四文       圓之助

一 五百三拾九文  小原ノ 長兵衛

一 九拾文     中内  重内

一 四拾五文        久右衛門

一 六拾七文        長十郎

一 弐百八文        清四郎

一 弐拾三文        助七

一 六拾七文        清助

 

一 三十壱文        助六

一 弐百四拾八文      与左衛門

一 百三拾五文   浮田  長左衛門

 

  惣〆拾貫百文諸入方

  右此度之新堤御人足

七拾七人被下置候所

仕懸ヶ相見得内々

申含 尤御奉行之

団蔵様へ右次第申上

小嶺堤より拾弐人

  囗囗堤より廿八人

  右両所より四拾人之

  御人足遣捨道地

  堤へ扣惣〆百十七人

  ニて出来仕候

 

    吟味書之事

一 右用水并ニ古堤新堤

  水引申節ハ両堤

  見合次第ニ半分つ〃

  水はなし可申事

  尤 水引申節ハ

  下田よりたん〃〃

  相懸ヶ申筈ニ御座候

  実正ニ明白成候(カ) 

  右吟味相やふり

  かつてニ水指引

  仕者御座候ハハ

  永く堤水為懸

  申間敷候 右之通

  堅相守急度相勤

  可被申義仍而為

  後日吟味如此

  御座候 以上

 

   安永九歳

    子ノ四月八日

 

   御奉行

   成嶋村  団蔵様

          せわ人

           与右衛門 丸印

          同

           喜兵衛 丸印

          御村肝入

           与左衛門 丸印

          御蔵肝入

           新右衛門 丸印

 

          徳沢村堤守

           万四郎  丸印

          倉沢村小原堤守

           長兵衛

  右両人へ預り

 

  右は子ノ三月廿九日より

  四月六日迄右御人足ニて

  出来仕候 以上

 

  右堤場所無心代

 

一 壱貫文   長兵衛殿

   右場所長兵衛殿内ニて 如此

   外ニ

一 百文    久右衛門殿

一 百文    長十郎殿

一 百文    重内殿

 

  右三百文ハよこい関

  通之無心銭ニて如此

 

  右〆 壱貫参百文

  水懸り者共心付

如此 尤右場所何も

高之目ハ無御座候得共

相談ニて右次第ニ御座候 以上

安永九歳

 子四月八日

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