田野畑高校 TBS 放送委員会 1998(平成10)年度の4

『全国高校放送大会のご案内』

富山でのわが社 第22回全国高等学校総合文化祭放送部門(鳥取県) ビデオメッセージ部門参加。長くて重いページですみません。


こんな番組です

ついにやります。全国高校放送大会。番組の内容は、この大会の宣伝です。 コンセプトは明快です。表現は大胆です。鳥取県米子では、宣伝のチラシを 配り歩くわたしたちに会えます。 参加申込み受付中。先着50名様まで

大会プログラムより

みなさんは、どんなこと考えて番組をつくっていますか ?  わたしたちは、番組づくりを通して、日本中、世界中に 友だちをつくりたいと考えています。
つまり、わたしたちの考える「いい番組」とは つくった人に会いたくなる番組 ! なんです。そういうわけで、10/24(土)に、田野畑村で 全国高校放送大会 を開くことにしました。
参加料は無料です。ぜひ、ぜひいらして下さい。あなたを待ってまぁす。

鳥取県米子への道

遠いぞ、米子は。だから、回り道します。こんな計画です。

  1. 8/7(金) 田野畑6:26→(三陸鉄道)→宮古→(106急行バス)→ 盛岡→(やまびこ)→大宮→(あさひ)→越後湯沢→(はくたか)→15:34富山、 富山国際大学付属高校 放送部を訪問(瀬川先生のカレーをごちそうになる!!)、 合宿
  2. 8/8(土) 富山8:23→(サンダーバード)→大阪→(山陰特急バス)→ 16:05米子、泊
  3. 8/9(日) 境港・美保関方面取材旅行 (出雲大社もいいけど、わが社は「海の男 + 女」だから)、米子泊
  4. 8/10(月) 放送部門開会式、大会初日。 岩手県の番組の発表は、午後1時、米子泊
  5. 8/11(火) 大会二日目、放送部門結果発表、閉会式、 米子18:01→(スーパーやくも)→倉敷、泊
  6. 8/12(水) 倉敷8:31→(JR)→岡山→(のぞみ)→ 東京→(やまびこ)→盛岡→(106急行バス)→宮古→(三陸鉄道)→19:05田野畑

総文祭レポート(8/7から毎日更新)

8月7日、富山国際大学付属高等学校へ

富山国際大学付属高校 は、昨年・今年と、NHK杯全国高校放送コンテスト研究発表部門で優勝している 高校放送界の名門です。 1996年の総文祭(北海道札幌) のときにおともだちになり、 1996年のわこうどホームページコンテスト(富山) 表彰式の時に、当時3年生だったしょーごくんがおじゃましてきました。

コンテストや総文祭のたびに、顧問の瀬川先生にお世話になっていますが、 この先生の特技が料理。特にカレーは絶品(しょーご談)というので、 鳥取(米子)に行く道すがら、無理矢理おじゃまして食べさせてもらって、 ついでに泊めさせてもらおう、というのが今回のプランなのです。


越後湯沢駅で取材中のわが社 そういうわけで、朝6時に田野畑を出発したわが社の生徒7人 + 顧問2人は、 本日最も緊張する8分乗り換えをクリアし、越後湯沢で「はくたか10号」に 乗り込んだところ、ダイヤの乱れにより、何と1時間遅れとのこと。

そこで、カメラを取り出し、ダイヤの乱れについて現在取材中です。ついでに、 ページも今書いてるわけ(8/7、13:53)。前回しょーごくんが訪問したときは、帰りの 「あずさ」が都内で1時間臨時停車しましたが、今日はちょっと状況が悲惨。 運休となった「はくたか12号」のお客さんもわが社の「はくたか10号」に乗ってきて、 夏休みを富山とか金沢で過ごそうという人たちで ごった返しています(8/7、15:00)。

予定より2時間近く遅れて富山に着き、今度はバスを間違えそうになりましたが、 12時間の旅の果て、無事に富山国際大学付属高等学校に到着しました(8/7、18:00)。

富山国際で 夕食の準備を手伝おうとしましたが、何もすることができなかった というか、することがなかったといった方が早い。 とりあえず準備が整ったので、しょーごくんも食べたという幻のカレーを ごちそうになりました。もちろん、とてもおいしかった。

午後8時になって、わが社の持ってった番組と富山国際の番組をみました。 他の学校の番組をみると、何かと勉強になります。 そのあと、みんなで花火をし、 富山国際のOBも交えて、ちょっとしたパーティーになりました。 自己紹介をしあったけど、よく覚えてません。 10月に田野畑でやる 全国高校放送大会 に来てくれるというので、 一人二人は覚えて帰ろうと思うぞ。

私はこれから、お風呂に入って明日のために寝たい。 ま、寝られたらのはなしだけど(8/7 25:00)。

8月8日、鳥取県米子に到着

日本海とわが社 着いたぞ。米子だ。皆生(かいけ)温泉の、目の前は日本海ってとこ。 本当に部屋の窓の真ん前が海。津波の時は逃げるとこないぞ。 大阪から高速バスだったんだけど、それが渋滞して、予定より30分くらい 遅れて着きました(8/8、17:00)。 着くなり大雨で、あややっ て感じでしたが、 例年と違って、宿は個室です。

宿の公衆電話が、モデムのつながらないタイプなので、ページの更新には 雨の中歩かなきゃなりません。 明日はレンタカーを先生に運転させて取材旅行に行くつもり。

8月9日、境港はこんな町だった

心配された雨もなくて(どこが降水確率90%だったの?)、いなかに住むわが社は いなかを探しに、地図のはじっこへと向かいました。

行ったのは、島根県の美保関。ここに美保神社というのがあるので、 2年のみほ (美帆と書いてみほぶーと読む。明日発表する番組でアナウンサーしてます) の幸せを願いに行ったのです。あいにく神社は工事中だったのですが、 中へ入れてもらい、チャーミングなものを見つけてきました。

美保神社の狛犬 それは「角のある狛犬」です(右図参照)。あやしいカメラの1年あきらが 見っけました。偶然富山国際のチームもここのイカ焼きやさんで取材してたので、 富山にも角つき狛犬があるか聞いてみたら、あるんだそうです。 一般に狛犬は、阿像が雄で、吽像が雌で角が一つあるのだそうですが、 こんなにかわいいのははじめてなので、記念に盗って、じゃなくて 撮ってきました。

それはそうと、美保関方面へ行ったのには、もう一つ目標がありました。 境港(鳥取県。美保関の向かい側)の「水木しげるロード」を歩くことです。 何の変哲もない商店街に、水木しげる(境港出身)の「ゲゲゲの鬼太郎」の キャラを彫刻にして並べただけ(のはず)なのに、観光客がどんどん来ている という、地域活性化の見本のようなところなのです。 本当に観光客がたくさんいるのか、見に行きました。

ねずみ男とひろと ガス屋さんで鬼太郎グッズを売っていたり、八百屋さんに 鬼太郎まんじゅうが置いてあったりと、ちょっとショック ? を受けましたが、 気がついたらこっちも鬼太郎の彫刻とかに夢中で、何でここにお客さんが 集まるのか、ぜんぜん取材せずに終わってしまいました。あ、お客さんは いっぱい来てました。

午後、米子に戻って、放送部門の受付。渡された『風紋』第11号 という新聞に、3年なおこのコメントが載ってます。

「全国の仲間をあっっっ!!っといわせる企画(番組)を準備中。 全国大会のピリピリした雰囲気をわたしたちがどーにかします」

そういうわけで、ただいまその準備中です。手が込んでいるので、 たぶん徹夜かな。明日、午後1時の発表でお会いしましょう。

8月10日、午後1時、わが社の番組発表

チラシを配るわが社 ゆうべわたしたちが何を用意したのかというと、 「全国高校放送大会のご案内」のチラシ です。このプリントにプリクラをつけた自分の 田野畑村の名刺 を貼り込んで、会場入口で300枚配ったのです。 顧問の先生も、前日の顧問会議で200部配布したというので、 あわせて500だぞ。これでわが社の番組を見てくれれば、全国高校放送大会への 参加応募が殺到するはず。これこそ わたしたちが鳥取県は米子まで、あちこち回ってやってきた 最大の理由なのです。

午後1時、岩手県の番組発表。今日の発表の中では一番ウケたと思います。 わが社だけでなく、 岩手高校のビデオメッセージ『あなたは物を大切にしていますか…』や、 盛岡白百合学園のオーディオピクチャー『え? 童謡で見る! 日本今昔』も水準以上だったと思います。でもね、昼休みのあとのせいか、 会場にお客さんが少なくて、ちょっとがっかり。 その後もお客さんは減っていき、18:30ころに第1日の発表が終了したときには、 わたしたちと会場のスタッフの他は、数えるほどしかいませんでした。 みんなさあ、鳥取に何しに来たのかねぇ。

そうそう、総文祭新聞専門部の発行している速報新聞 『風紋』第36号にわが社のコメントが載りました

では、全部の番組を見た唯一の高校であるわが社(たぶん)が、 注目した作品を紹介します(岩手県のものを除く)。審査結果ではありません。 放送委員7名で、一人3つずつ選んだ上位校です。

8月11日、大会終了、番組部門結果

二日目に入って、客席の人数はうって変わって増えました。なんでかっていうと、 実力校がどんどん出てきたからです。なんか急にレベルが上がって、わが社の 入賞が遠くなったかもしれない。というのが午前の感想。 青森・長野をはじめ、全体的に質が高いです。午後は富山福島奈良と、またまた すごいとこが出てくるので…(8/11、12:40)。

午後4時、すべての発表が終わりました。
で、結局わが社は賞をもらえませんでした。がーん。でも 全国高校放送大会 への参加を約束してくれた学校が思いの外多いので、 大会に参加した意義は大いにあります。あとはこの大会を成功させるだけです (こっちの方がさらに大変!?)。

岩手県勢は、朗読アナウンスで盛岡第二高校2名、黒沢尻北高校1名が 奨励賞(最高賞)を受賞しました。これはカッキテキだ。番組の結果は下のとおりです。


ビデオメッセージ部門 奨励賞
ビデオメッセージ部門 特別賞
オーディオピクチャー部門 奨励賞
オーディオピクチャー部門 特別賞

ハードな一週間全体の感想

記念写真 さて、入賞できなくて落ち込むわが社ではありません。フィナーレを さらに盛り上げようと、「本日の主役」と書かれた たすきを、ステージまでなおこが走って司会の男の子にプレゼント、 さらに会場の外では、まわりの人をかき集めた記念写真大会をやりました (去年もしたよなぁ)。

とにかく大事なことは、番組を作るだけじゃなく、作った番組をもとに 何ができるか、ということなんです。今回の答えは、10/24の全国高校放送大会で 出します。これからもよろしくお願いします。(3年一同)



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