田野畑高校 田野畑高校ニュース 1996年11月 その2


わこうどホームページコンテスト 受賞者代表挨拶 (1996年11月8日、富山県総合情報センター)

岩手県の岩泉高校田野畑校のしょーごです。頑張って何とか到着しました。 本日はこのような場をいただき、ありがとうございました。 今日は、どうやってわたしたちのページを作ったかを、お話ししたいと思います。

田野畑高校のページは、 主に 放送委員会 でつくりました。わたしも、放送委員で、宣伝隊長をしています。なぜ放送委員会で インターネットなのか、というと、今年の夏に行われた、全国高校放送コンテストに 参加するビデオ番組に 『インターネットへの挑戦』 というタイトルをつけたからです。「こうやってぼくたちはページをつくりました」 という内容の番組をつくることにしたので、 本当にページをつくらなければならなくなったのです。

Web ページのもとになったのは、田野畑高校の生徒会誌です。 これは、田野畑高校の生徒全員で書いた、一年間のできごとがすべてわかる 素晴らしい本です。おかげさまで、この生徒会誌も、9月に行われた岩手県の コンクールで優秀賞をいただきました。ただ、田野畑高校には もうこの一冊しか残っていません。みなさんにも差し上げたいのですが、 もうないので、こちらをよく見て下さい。

ところで、田野畑高校は、生徒が106人しかいません。 先生も10人しかいません。 予算も全然ありません。そのため、経費をおさえるために、生徒会誌は Wordというワープロソフトで作成しました。編集委員会が中心になって コンピュータに入力し、画面上で編集して、完成させました。で、これを Internet Assistant for Word というソフトでページにして、 今年の7月7日にデビューしたというわけです。

さて、わたしたちの学校には、「田野畑高校を有名にする」という 目標というか伝統があります。去年 新潟県で行われた全国高校総合文化祭 では、 郷土芸能放送 の二つの部門で、日本一になりました。 日本一の次は世界一ですが、 「世界高校総合文化祭」 は無いので、 Web の上でこれを開くことにしました。放送委員会では これについてのビデオ番組 も作り、 今年の8月に札幌で開かれた全国高校総合文化祭で発表をしてきました。

1996年8月総文祭北海道大会 この大会では、案の定、「とんでもないやつ」と注目され、 特別賞をいただき、田野畑高校はまたまた有名になりました。 札幌では、昼休みに勝手に交流会を開き、 参加してくれた人にページのフロッピーや、生徒会誌をプレゼントしました。 用意していた賞品は、あっという間になくなり、持っていたプラカードや、抽選箱、 たすきまでプレゼントにしてしまいました。

そういうわけで、全国に友達もでき、先月の田野畑高校の文化祭には、 日本中からたくさんの参加がありました。今日もこのあと富山の友達に会ってきます。

インターネットも放送も、実は、いろいろな人と知り合い、 友達になるための方法の一つだと思います。 ここにわたしたちがいるんだ、ということをたくさんの人に 知ってもらい、友達になって、田野畑に来てもらったり、こちらから押し掛けていって 泊めてもらったりすることを目指して、これからも頑張っていきたいと思います。

なお、以上のお話しの原稿は、放送委員長が書きました (今日は来てませんが)。わたしは、技術的なことは全然わかりませんので、質問とかは しないで下さい。お願いします。

本日は、そんなわがままなわたしたちが、素晴らしい賞をいただき、 ちょっと申し訳ないような、でもとてもうれしい気持ちでいっぱいです。 本当にありがとうございました。


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